子育てに励むムクドリから“責任”学ぶ 紫原幼稚園でムクドリの巣 園児喜ばす
鹿児島市の幼稚園で子育てに励むムクドリが園児たちを喜ばせています。かわいらしい姿だけでなく、大人も子どもも学ぶものがあると園長は話します。
(間世田桜子キャスター)
「鹿児島市の紫原幼稚園にやってきました。こちらの幼稚園ではムクドリが子育てをしているんです」
鹿児島市の紫原幼稚園では、10年ほど前から、ムクドリが毎年この時期に巣をつくるといいます。
ことし巣をつくったのは2階と3階の排気口です。
(紫原幼稚園 花月 敏郎 園長)
「何時間待ってても見られないときは見られない。周りに鳥が飛んでいることだけでもラッキー」
親のムクドリがエサをくわえて巣に入り、またエサを探しに飛び立っていきます。ヒナは巣の中で順調に育っているようです。
園長は子育てに励むムクドリの姿から学ぶものがあると話します。
(紫原幼稚園 花月 敏郎 園長)
「子育てに対する責任の大切さ。そこは人も一緒なので大人も見習っていかないといけないとは強く思う。ネグレクトとか虐待とかいろいろ指摘されることありますけど、果たすべき責任はしっかり果たす、それが大事だと思う」
ムクドリを見た子どもたちは。
(園児)
「かわいくてすごい感じ」「いつもピューピュー飛んでいる」
(紫原幼稚園 花月 敏郎 園長)
「子どもたちがこういうのを見ながら、自分たちも親からお世話になって大きくなっているんだなとか命の不思議さを感じてほしい」
例年通りだと今月中にはヒナが顔を出し始めるということです。