宮城県と仙台市が導入する『宿泊税』について、県はこれまで11月以降を目指すとしていた開始時期について、「秋の課税開始は難しい」との考えを示しました。

県内の宿泊事業者で作る「宿泊税を憂慮する会」は県庁を訪れ、『宿泊税』の課税開始時期を「来年春以降」とするよう県に要望しました。

会では、その理由について、予約や支払いシステムの改修に相当な時間を要すること、11月は紅葉シーズンで繁忙期にあたることなどを挙げています。

要望を受け、小林副知事は「今年の秋からの課税開始は難しい」との考えを示しました。

小林副知事
「旅行者、納税をしていただく方の周知をするのにも一定の時間が要することを考えますと、なかなか秋に徴税を開始するっていうのは難しいだろう」

県と市が導入する『宿泊税』を巡っては、今年3月に村井知事は「11月以降」の課税開始を目指す考えを示していますが、「秋」がいつを指すのかも含め、具体的な開始時期は明言していません。