高さ 30メートル、山中に凍った"不動滝"…美しい氷の壁出現「毎年この時期になると見たくなる」宮城・丸森町
冷え込む日が続く中、宮城・丸森町の山中では高さ約30メートルある「不動滝」が凍り、美しい氷の壁が出現している。
10日、丸森町大内地区。
福島県との県境近くにある不動滝を案内してくれたのは、毎年写真を撮りに訪れている菊地成孝さん(88)。
駐車場から川に沿って歩くこと約15分。
雪化粧した不動滝が見えてきた。
菊地さん
「まあまあの(氷の)張り具合だと思います」
不動滝の高さは約30メートル、幅は13メートルある。
菊地さんによると、今年は例年より20日ほど遅い1月下旬に凍り始めたとそうだ。
近づいてみると、厚さ10センチほどの氷の壁ができていた。
その隙間を流れ落ちる水の音は、とても澄んで聞こえる。
菊地さんも、シャッターを切る。
菊地さん
「氷の造形というのかな、自然が作る。それがなんとも言えないこの辺(心)に残って、毎年この時期になると見たくなるのよ」
凍った不動滝は、3月上旬まで見ることができるという。