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【動画あり】今年は暖冬?「スーパーエルニーニョ」の影響は<小杉予報士が解説>

2023年10月25日 21:25
【動画あり】今年は暖冬?「スーパーエルニーニョ」の影響は<小杉予報士が解説>
<ミヤギテレビ小杉予報士が解説>

気象庁の発表によると、今年の冬は「暖冬」。
日本付近は暖かい空気に覆われやすい状況だという。
<気温>
北日本:「平年並み」か「高い」
東日本:「高い」
西日本:「高い」
沖縄・奄美地方:「高い」

その要因として挙げられているのが「エルニーニョ現象」。
日本の暖冬との関連をミヤギテレビで気象情報を伝える小杉予報士が解説する。

【そもそも「エルニーニョ現象」とは・・・】

図で示すのが「海面水温の平年との比較」。白い所が陸地のため、真ん中上にある小さいのが日本。そのほか、ユーラシア、北米、南米となっていて、色の塗られている所は海。色が赤ければ赤いほど水温が平年より高いことを表し、日本付近に加えて南米の沖合も高くなっている。この「南米沖」の水温が高くなる現象を「エルニーニョ現象」としている。

【「スーパーエルニーニョ」雨雲の位置を変え、偏西風の流れも変える】

気象庁は「0.5℃以上高い」状態を「エルニーニョ現象」と定義づけているが、最近では「2℃以上高い」状態となった場合は「スーパーエルニーニョ現象」と呼ぶこともあるという。それだけ〝強いエルニーニョ現象〟が起きているという状況。
海水温の分布が変わると雨雲の湧く位置が変わる。そうすると、大気全体の風の流れにも変化が出て、それが巡り巡って日本付近の上空を吹いている偏西風も普段とは違う流れに。普段の冬であれば、この偏西風が南に向かって流れることで大陸からの寒気が日本列島に流れ込むのだが、エルニーニョの時は反対に北に向かって吹き、このため暖冬になりやすいとされている。実際、大規模なエルニーニョが起きた2015年の冬は各地で深刻な雪不足に。この年のスキー場は年が明けても滑走できないコースがあるなど大きな影響が出た。

【11月から1月の気温はどうなる?冬タイヤはいらないの?】

気象庁が発表した向こう3か月の気温は、全国的に黄色や赤で、平年より気温が高くなる予想=「暖冬」が予想されている。
一方で、今回のエルニーニョは少し西にズレた形になる見込みで、日本における影響も西に行くほど強くなるが、北日本での影響は西日本ほどではない予想。
北日本には時々、強い寒気が流れ込む見込みで、平年より暖かい日が多いものの、個人的には1~2週間に1日くらいは普段通りに寒い日や雪の降る日もあると予想する。
活躍する機会は普段よりは少ないものの、ダウンコートや冬用タイヤが必要になる日もあると予想されるため、普段通りに備えておいた方がいいかもしれない。