イオンの日本人関係者、ミャンマーで拘束 コメの販売価格めぐり違反か
軍が実権を握るミャンマーで、コメの販売価格をめぐり違反があったとして、流通大手イオンの日本人関係者が拘束されました。
拘束されたのは、流通大手イオンの現地の合弁会社で商品本部長を務める笠松洋さん(53)で、イオンによりますと無事は確認できているということです。
ほかにもイオンの関係者複数人が拘束されていて、ミャンマーの軍事政権は、笠松さんらが当局の設定を50%から70%上回る価格でコメを販売していたため拘束したと説明しています。
3年前のクーデター以降、ミャンマーでは経済が混乱し、食料価格が高騰、当局が業者を摘発して統制を強めています。
現地の日本大使館によりますと、笠松さんは最大都市ヤンゴンにある警察署に拘束されているということで、「所属企業と連携し、早期の解放を働きかけている」としています。
イオンは「当局の捜査に協力していく」とコメントしています。