南米ボリビアで26日、大統領官邸に軍の装甲車が突っ込み、兵士らが官邸を襲撃しました。解任された軍の元司令官がクーデターを企てたものです。

ボリビアの事実上の首都・ラパスで26日、大統領官邸に軍の装甲車が突っ込み、武装した兵士らが官邸を襲撃しました。

AP通信などによりますと、アルセ大統領は、「クーデターの試みに直面している」と述べ、民主主義を守るよう訴えました。

クーデターを企てたのは、25日に解任された軍の元司令官で、「我々の国はこのままではいけない」などと述べ、官邸内でアルセ大統領と直接、対峙しましたが、その後、ボリビア当局に逮捕されたということです。

すでに兵士らも大統領官邸から撤退していて、クーデターは未遂に終わりました。