拘束のスー・チー氏から…クーデター後、息子が初めて手紙受け取る
ミャンマー軍に拘束されているアウン・サン・スー・チー氏から、クーデターの後、初めて手紙を受け取ったと、スー・チー氏の息子が明らかにしました。手紙には「元気でいる」ことなどがつづられていたということです。
スー・チー氏の二男でイギリスに住むキム・エアリス氏は、アメリカ政府系メディアのRFA(=ラジオ自由アジア)の取材に対し、先月中旬、ミャンマーで軍に拘束されているスー・チー氏から、クーデターの後、初めて手紙を受け取ったと明かしました。
手紙の内容についてエアリス氏は、「本当に言うことは、ほとんどない。家族のみんなに愛を送り、元気でいることを伝えているだけだ」と説明。「たとえ健康状態が以前ほど良くないとしても、彼女の精神は強い」と強調しました。
手紙はスー・チー氏の自筆で、イギリスの外務省を通じてメールで届いたということです。
現在78歳のスー・チー氏は、ミャンマーの首都ネピドーの刑務所で独房に収監されているとみられますが、弁護士も面会を許されておらず、詳しい状況は明らかになっていません。