タイ外相のアウン・サン・スー・チー氏との面会「前向きな進展」と一定の評価 ASEAN外相会議で共同声明
ASEAN(=東南アジア諸国連合)は、外相会議の共同声明を公表しました。ミャンマーで収監されているアウン・サン・スー・チー氏と面会したタイの独自外交については、「いくつかの加盟国は前向きな進展と見なした」と一定の評価を盛り込みました。
ASEANの外相らは2日間にわたり、クーデター後の混乱が深まるミャンマー情勢について協議しました。
共同声明では、タイのドーン外相が独自にミャンマーで収監されているスー・チー氏に面会したことについて、「いくつかの加盟国は前向きな進展と見なした」と一定の評価を盛り込みました。
その一方、「いかなる取り組みもASEAN議長国との調整のもとで行われるべきだ」と指摘しました。
ミャンマー情勢をめぐっては、ミャンマー軍に融和的な姿勢をとるタイなど一部の加盟国と、暴力の停止といった5つの合意項目の履行を焦点とするインドネシアなど強硬派との間で溝が深まっています。