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【実際の建物を使って…】警察が救出・救助訓練 解体予定の警察・独身寮を利用(宮城・栗原市)

2024年6月4日 20:00
【実際の建物を使って…】警察が救出・救助訓練 解体予定の警察・独身寮を利用(宮城・栗原市)

解体される建物を使った警察の救助訓練が、宮城・栗原市で行われた。

ハンマーで壁破壊「ドガーン・ドガーン」

大きなハンマーを使って、部屋の壁が壊されていく。

この建物は、築52年が経過し解体が決まっている宮城県警の独身寮だ。

訓練には、警察官や機動隊員などが参加し、地震で倒壊した建物に取り残された人を救助する想定で行われた。

頑丈なコンクリートの壁に、巨大なドリルで穴を開けてファイバースコープで中の様子を確認。今度はエンジンカッターで人が通れるような穴を開けていく。鉄筋の場所を考慮しながら作業するのが、ポイントだという。

宮城県警・警備課 齋藤勝行課長補佐
「実際の建物を使用して救出・救助するという訓練は、なかなか機会があるものではない 。きょうの機会を有効に活用したい」

宮城県警では、大規模災害の際に迅速な救助活動が行えるよう、今後もこのような訓練を行うことにしている。