【<台風>シーズンを前に】大規模な堤防決壊を想定した訓練 「しっかり危機に備えた い」(東北地方整備局)
台風などの災害に備え、大規模な堤防決壊を想定した訓練が、東北地方整備局で行われている。
訓練は、台風による大雨で福島県内を流れる阿武隈川の堤防が決壊するという想定で行われた。
仙台市青葉区の東北地方整備局には、現地の監視カメラの映像や阿武隈川の河川担当事務所とのテレビ会議の回線が設けられた。
そして・水位の状況や今後の被害予測などを行い、情報伝達の手順を確認した。
東北地方整備局・畑山作栄河川調査官
「これから雨の多い時期に入りますので、このような訓練を通してしっかり危機に備えた い」
宮城県内では、おととし7月 大崎市の名蓋川で堤防が決壊し、周辺の住宅などが浸水する被害があった。
東北地方整備局では、これから洪水が起きやすい時期に入るため、災害に対応できるよう防災体制を整えていきたいとしている。