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「陸揚げか、海中処理か」死んだクジラが定置網に〝破裂の恐れ〟関係機関が対応協議

2023年11月15日 20:00
「陸揚げか、海中処理か」死んだクジラが定置網に〝破裂の恐れ〟関係機関が対応協議

クジラが発見されたのは宮城・石巻港から14kmほど沖合。体長は6mから7mほどで、クジラはお腹の部分を上にしたまま、定置網に引っかかるような形で留まっている。

<仙台うみの杜水族館 イルカ飼育などを担当 寺沢真琴さん>
「ニタリクジラかイワシクジラ、あとはナガスクジラに似ているかなと思います」
「病気などになってしまって衰弱して流されてきたとか、エサとなる魚を追いかけているうちに普段と違うところに来てしまったとか。海水温の変化などで魚が変わってきているので、クジラが普段と違う海域に来てしまったことも考えられる」

クジラはすでに死んでいて、船からクジラを撮影したという漁業関係者は「この海域の水深は深くないため、死んでから定置網の場所に流れ着いたのではないか」と話している。

宮城県は今後の対応について、陸に引き揚げるか、沖合で処理をするか、漁協や石巻市と調整を進める方針。