【「初公判」トラック運転手の男】「おおむね合っています」起訴内容認める 東北道でトラックがバスに追突し3人死亡した事故(仙台地裁)
去年、東北道でトラックが停車中のバスに追突して3人が死亡した事故で、大型トラックを運転していた男の初公判が開かれ、「おおむね合っています」と起訴内容を認めた。
この事故は、去年5月16日の夜 宮城・栗原市の東北道下り線で、トラックがハザードランプをつけて停まっていたバスに追突し、外に出ていた男女3人がはねられて死亡したもの。
5日は、過失運転致死に問われた福島県いわき市のトラック運転手・久保光被告(30)の初公判が開かれ、久保被告が「おおむね合っています」と起訴内容を認めるなか、弁護側は「事故当時の現場周辺は暗く、バスがハザードランプを点けていたものの、発炎筒を使っていなかった」などと指摘した。
一方、検察側は、久保被告が事故の後に「右斜め後ろの車に気を取られ前を見ていなかった」と親族に話したことから、前方不注意だったと訴えた。
4月11日には、被告人質問が行われる予定。