宮城県警などの合同捜査本部は4日、常習賭博ほう助の疑いで神奈川県の会社役員の男（26）を逮捕したと発表した。発表によると男は去年11月から今年1月にかけて神奈川県内のゲーム機賭博店にパチスロ台を提供しメンテナンスも行っていた疑いが持たれている。
県警は捜査に支障が出るとして男の認否を明らかにしていないが、去年11月に仙台市内のゲーム機賭博店を摘発したことや神奈川県警の同様の捜査をきっかけに今年5月、6県警の合同捜査本部を設置して捜査を進め、これまでに各地の同様の賭博店6店舗を摘発。46人を常習賭博や賭博の疑いで逮捕したほか、パチスロ188台と現金500万円を押収したという。
合同捜査本部は男の関係先の捜索もあわせて実施し、パチスロ台の納入先など実態解明に努める方針。合同捜査本部を設置しての賭博店の捜査は全国で初めてだという。