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東北道3人死亡事故「禁錮1年6か月 執行猶予4年」トラック運転の被告に有罪判決<仙台地裁>

2024年7月2日 13:52
東北道3人死亡事故「禁錮1年6か月 執行猶予4年」トラック運転の被告に有罪判決<仙台地裁>

これは去年5月に宮城県栗原市の東北道下り線で、停車中のバスにトラックが追突し3人が死亡した事故の裁判。
仙台地裁の宮田祥次裁判官は2日、トラックを運転していた福島県いわき市の久保光被告(31)に対し、「禁錮1年6か月 執行猶予4年」の有罪判決を言い渡した。

起訴状などによると久保被告は去年5月16日午後8時すぎ、宮城県栗原市の東北道下り線を大型トラックで走っている時に、ハザードランプをつけて停車中の大型バスの近くに立っていた3人をはねて死亡させたとされるもの。久保被告は過失運転致死の罪に問われ、検察側は禁錮1年6か月を求刑していた。

2日、仙台地裁の宮田祥次裁判官は「前方左右を注視し、進路の安全を確認する最も運転手にとって基本的な義務に違反し、3人を死亡させたことは重大」としたうえで、「事故を忘れずに罪を背負っていくと反省の弁を述べている」などとして、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。