<河北セリ>収穫最盛期 約300年前から栽培される伝統野菜 「セリ鍋や天ぷら、正月に向けてお雑煮で…」(宮城・石巻市河北地区)
宮城・石巻市河北地区でおよそ300年前から栽培されている伝統野菜『河北セリ』の収穫が、最盛期を迎えている。
セリの栽培が盛んな石巻市河北地区。
現在20軒ほどの農家が、『河北セリ』を生産している。
高橋正夫さんは、7アールほどの水を張った田んぼでセリを育てている。
厳しい寒さの中、腰まで冷たい水に浸かりながら収穫に追われている。
今年は、猛暑の影響で9月上旬に始まる種まきを例年より3日ほど遅らせ、栽培を管理したことにより生育は良好だという。
セリ農家・高橋正夫さん
「技術というか、長年の経験で猛暑の影響をクリアして、今のような品質の良い状態になっています。今だと、セリ鍋や天ぷら、お正月に向けてお雑煮です」
『河北セリ』の収穫は来年2月下旬まで続けられ、宮城県内のスーパーや地元の道の駅で販売されるという。