フォルクスワーゲン、ドイツ国内の工場閉鎖を見送る方針
ドイツのフォルクスワーゲンは20日、労働組合との交渉で合意し、ドイツ国内の工場閉鎖は見送る方針を固めました。
ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンは経営再建に向けたコスト削減策について、今年9月から労使交渉を行ってきましたが、20日、交渉が合意に達したと発表しました。
ロイター通信によりますと、焦点となっていたドイツ国内の工場閉鎖は見送られたということです。
しかし、一部工場については生産能力の削減を行い、生産の一部はメキシコに移管するということです。
また、当面の雇用削減は行わないということですが、従業員の報酬を削減するほか、2030年までに3万5000人以上の従業員を削減するとしています。
需要の低迷や中国メーカーとの競争激化の中、生き残りを図りたい考えですが、今回の決定で、どこまでコスト削減につながるかは不透明です。
最終更新日:2024年12月21日 11:01