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「日々大量の可燃物・危険物を扱っている」『石油コンビナート』で災害発生対応訓練(宮城・塩釜市)

2023年10月19日 18:38
「日々大量の可燃物・危険物を扱っている」『石油コンビナート』で災害発生対応訓練(宮城・塩釜市)

石油コンビナートで災害が発生した際に関係機関の連携を確認する訓練が、塩釜市内で行われた。

県や関係機関が参加して19日行われた訓練。

大量の可燃物や危険物がある石油コンビナートの災害では、緊密な連携が求められる。

危険物の流出を想定した訓練では、「災害出動」の要請を受けた自衛隊が土のうを運び込み流出を食い止めた。

石油タンクの出火を想定した訓練では、消火剤を積んだ「大型化学車」などが駆け付けた。

「高所放水車」が、30メートルの高さから放水して消火にあたる。

付近の海上にガソリンが漏れた想定では、オイルフェンスの設置訓練が行われた。

同時に引火した場合に消火剤を撒く訓練は、海上保安部の巡視艇により行われた。

宮城県消防課・菊地剛課長「石油コンビナートでは、日々大量 の可燃物、危険物を取り扱っている、関係機関相互の連携の強化、そういったものを含めた防災訓練は非常に重要」

県では、今回の訓練の結果を検証し、有事に備えるとしている。