<経営悪化>塩釜市・社会福祉協議会 市が「健全な経営を行うことは困難」と判断 行政処分の『改善命令』も検討(宮城)
宮城・塩釜市は、経営が悪化している市の社会福祉協議会について、健全な経営を行うことは困難と判断し、今後も改善されない場合、行政処分となる「改善命令」も検討するとしている。
塩釜市によると、市社会福祉協議会の経営は、介護事業の処遇改善に伴う人件費の増加などで、2019年度から5年連続赤字となっている。
塩釜市・佐藤光樹市長
「このままでは、間違いなく近いうちに資金的に枯渇するということが明白」
塩釜市は、今年5月に宮城県内の市町村の社協では初となる「改善勧告」を出していたが、24日 理事会や事務局は経営改善に問題意識はあったものの、具体策を提示できず、健全な経営を行うことは困難と判断したと、発表した。
今後も改善されない場合、行政処分となる「改善命令」も検討するとしている。
一方、社会福祉協議会では、今年10月をめどに6つある介護事業所を閉鎖・譲渡するなどして、今年度中の黒字化を目指しているとしている。