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「鬼も内」 一風変わった掛け声の豆まき 宮城・村田町

2024年2月3日 17:03
「鬼も内」 一風変わった掛け声の豆まき 宮城・村田町

 2月3日は節分。宮城県村田町では、「福は内、鬼も内」という一風変わった掛け声の豆まきが4年ぶりに行われた。
 鬼の伝説が残る宮城県村田町姥ケ懐地区。平安時代、京都で鬼の片腕を切り落とした武士の「渡辺の綱」が、逃げた鬼を追って姥ケ懐にたどり着いたが、老婆に化けた鬼が腕を取り返し逃げてしまう。地区の住民は、「渡辺の綱」を不憫に思い、節分では、鬼が逃げないよう「鬼も内」と言うようになったという。
 地元の住民や観光客などが、豆を拾い集めて1年の無病息災を願っていた。