「医者が十分に回れない地域をカバーできるシステムに…」医師のオンライン診療ができる「診療カー」 仙台市が導入
地域の医師不足を解決しようと、仙台市は医師のオンライン診療が可能な「診療カー」を、30日お披露目した。
伊藤悠貴記者リポート「実際に使用されるこちらの診療 カー、車内には診療室が設けら れているほかこのようなモニタ ーを通して医師によるオンライ ン診療を受けることが出来ます」
車内には、心拍や血圧を測定する医療機器などが備わっていて、看護師が同乗する。
診察は、オンラインにより離れた場所にいる医師が行う。
医師不足解決のため仙台市と市の医師会などが導入を進めている「オンライン診療カー」は、実際にオンラインでの診療が可能かこれまで実証実験を行ってきた。
実験の結果 大きな問題が無かったことから、実際に使われる車両を今回導入した。
当面の診療は、オンライン診療に協力する仙台市内3カ所の医療機関とそこに通院している患者が対象だ。
仙台市医師会・安藤健二郎会長「医者が十分に時間を作って回れないような地域をカバーできるシステムを作っていきたい」
仙台市では、今後山間部などに対象エリアを拡大し、本格的な運用開始につなげることにしている。