芹沢銈介は20世紀の日本を代表する染色家で、型紙を使って染色を行う「型絵染」の技法を確立して人間国宝に指定されている。東北福祉大学の芹沢銈介美術工芸館には25種類の「のれん」や、貴重な下書きなどの資料を展示。「風」の漢字を基にデザインされた「のれん」は、1つの染料で濃淡を上手く表現した芹沢銈介の代表的な作品となっている。

＜東北福祉大学　芹沢銈介美術工芸館　学芸員　堀咲さん>
「華やかな色彩、考え抜かれたデザインというものが染色の技法によって非常に昇華されて、1点の作品に凝縮されております」

企画展は今月23日まで開かれている。