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仙台市のマンションでエレベーターが突然上昇…乗っていた2人が重傷<国交省が事故調査報告書>

2025年3月19日 11:23
仙台市のマンションでエレベーターが突然上昇…乗っていた2人が重傷<国交省が事故調査報告書>
国土交通省提供

去年1月仙台市内のマンションのエレベーターで扉が開いたまま上昇し、乗っていた2人が重傷を負う事故があった。

国土交通省はブレーキに関わる部品の経年劣化などが原因とする調査報告書を発表し、製造業者の東芝エレベータと保守点検を行うコスモエレベーターに部品の交換に関する周知の徹底などを指導した。

事故があったのは仙台市内の4階建てのマンション。去年1月マンション3階から2人がエレベーターに乗って1階に降りたところ、1人がおりる途中で扉が開いたまま急に上昇した。
先に降りていた1人が転倒し、乗っていた1人はそのまま最上階の天井に衝突し、2人とも全治3週間以上の重傷を負った。

国土交通省の調査によると、エレベーターを停止させる信号を出すスイッチが経年劣化で故障していたことが原因だった。

メインのスイッチはエレベーターが設置された2000年から交換されておらず、予備のスイッチは目安となる5年が過ぎていたが交換されていなかった。

最終更新日:2025年3月19日 17:12