エルドアン大統領の“最大のライバル” イスタンブール市長を汚職などの容疑で拘束
次のトルコの大統領選挙でエルドアン大統領のライバルになるとみられていたイスタンブール市長が19日、汚職などの容疑で拘束されました。
ロイター通信などによりますと、最大都市イスタンブールのイマモール市長が19日、汚職やテロ組織を支援するなどした疑いで拘束されました。市長の側近や部下なども拘束されています。
イマモール市長は、次の大統領選挙で、エルドアン大統領の最大のライバルになるとみられていました。野党側は、「選挙で勝てないとふんで暴挙にでた」とエルドアン大統領を批判しています。
イスタンブールや首都アンカラなどでは抗議行動が広がっています。ヨーロッパでも懸念の声があがっていて、ドイツのベアボック外相は「トルコの民主主義に対する重大な打撃だ」と批判しています。
経済に影響が及んでいて、トルコの通貨リラが対アメリカ・ドルで一時、史上最安値をつけたほか、株式なども下落しています。