<園内に”献花台”>仙台市・八木山動物公園のライオン「なお」が天国へ
5年前から仙台市の八木山動物公園で飼育されていたメスのライオン「なお」が4日に息をひきとり、園内には5日から献花台が設けられている。
5日午後、八木山動物公園のライオン展示スペース前には、4日に息をひきとったメスのライオン「なお」の献花台が、設けられた。
5年前、秋田の大森山動物園からやってきた「なお」。
3日に呼吸を苦しそうにする様子などがみられたことから、検査したところ異常は見つからなかったが、4日午前8時半頃に死亡した。
6歳という年齢は、人間に換算すると40代前後で、死因はわかっていないという。
5年前「なお」と同じ時期に広島からやってきたオスの「サン」は、体調は良好だというが、どこか寂しげな様子にも見えた。
子どもに話しかける母親
「悲しいね、寂しいねしてるんじゃない?きのう来たかったね、ライオンさんいなくなった」
訪れた男性
「(サンが)ずっと寝ているので、寂しさが伝わってきます」
八木山動物公園・山崎槙さん
「活発で、よくサンに飛びかかったりじゃれあいにいったり、本当に愛らしい性格でした。ずっと体調が悪かったというわけではなかったので、突然のことでまだなかなか受け入れられない悲しみでいっぱいです」
八木山動物公園では、花をたむける人が訪れる間は、当面献花台の設置を続けるという。