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自民党大敗だけじゃない… 宮城の各党各候補者それぞれの「敗北」

2024年10月28日 12:48
自民党大敗だけじゃない… 宮城の各党各候補者それぞれの「敗北」

27日投開票が行われた衆院選では宮城県内5つの小選挙区のうち4つを立憲が占める結果となりました。自民党をはじめ各政党や候補者それぞれの「敗北」を振り返ります。

■伊藤県連会長が落選、体制見直しも…自民党

自民党は県連会長を務める伊藤信太郎さんが宮城4区で落選。そのほかの候補者も比例復活もできない大敗となりました。自民党県連では、次の県連会長の選任や、衆議院の選挙区支部長の検討も含めた、組織全体の抜本的な見直しを迫られることになります。

■東北の比例の議席を初めて失う…共産党

共産党は今回野党共闘を見直し、東北全体では複数の選挙区で候補者を擁立したものの、1996年の小選挙区比例代表並立制の導入以来初めて東北ブロックでの議席を失いました。党員の高齢化が進む中今後若年層への支持拡大が課題となります。

■宮城4区で日本維新の会とれいわ新選組は供託金没収

宮城4区に立候補した日本維新の会の佐藤雄一さんと、れいわ新選組の大林正英さんはともに得票総数の10分の1に満たず、それぞれ小選挙区の供託金300万円が没収となりました。

■供託金没収で比例復活の権利失う

れいわ新選組は東北の比例で1議席を獲得しましたが、大林さんは供託金没収のため比例復活の権利を失いました。れいわ新選組にとって東北初の議席は、ほかの候補者へと譲られました。

■東北で6人擁立も比例議席届かず…維新

日本維新の会は東北全体で6人の候補者を擁立し、比例票の拡大を図りましたが、今回は議席を獲得できませんでした。日本維新の会は大阪では強固な地盤を守ったものの、全国的な勢力の拡大には及びませんでした。