デリバリーサービス利用し鶏肉料理を食べ食中毒 女性2人からカンピロバクター検出 <宮城・仙台市>
11月22日、仙台市太白区の飲食店のフードデリバリーサービスを利用し食事をした女性2人がその後、腹痛や発熱などを訴える食中毒が発生し仙台市はこの店を12月2日から3日間の営業停止処分とした。
仙台市によると、食中毒が発生したのは太白区泉崎の「鳥きっちん 眞心」で、11月22日にこの店のフードデリバリーサービスを利用し食事をした10代女性と20代女性が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴えた。2人は「炙りとろレバーポン酢」や「串焼き盛り合わせ5種」など計5品を食べた。
その後の検査で2人からカンピロバクターが検出された。入院などが必要な重症者はいない。
仙台市は発症した2人に共通する食事がこの店で提供した食事のみであることなどから食中毒と断定し、店を2日から3日間の営業停止処分とした。
カンピロバクター食中毒は、生や加熱が不十分な鶏肉料理から多く発生していて、仙台市では生肉を中心部まで十分に加熱することや、生肉と調理をした食品は別々に保管するよう呼びかけている。