冬の味覚「仙台せり」出荷開始 シャキシャキとした食感と豊かな風味 寒くなるにつれて旨味も増す
28日午後、県内を始め東京方面への出荷が始まったのは、収穫されたばかりの青々とした「仙台せり」138キロ。
宮城県内のセリの収穫量は全国トップで、このうち、江戸時代から栽培されているという名取市が約8割を占めている。
28日出荷された「仙台せり」は茎や根が太く、シャキシャキとした食感と豊かな風味が特徴で、暑さが残る今の時期は〝日よけ〟をしながら育てられているという。
下余田芹出荷組合 伊藤 彰一 組合長
「例年と比べてまずまずの出来。お味噌汁に入れたり青物野菜に入れてお浸しにして食べたり、おいしく食べていただけるのが願いです」
寒くなるにつれて旨味も増すという「仙台せり」。4月頃まで出荷が続く見込みだ。