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<冬眠中のはずなのになぜ?>住宅地にツキノワグマ現る…近くには幼稚園 麻酔銃で捕獲(仙台市泉区)

2025年2月7日 19:17
<冬眠中のはずなのになぜ?>住宅地にツキノワグマ現る…近くには幼稚園 麻酔銃で捕獲(仙台市泉区)

7日朝、仙台市泉区高森の住宅地に出没したクマは、7日正午過ぎ 猟友会により捕獲された。

浅野航平アナウンサーリポート
「現場の近く幼稚園に来ています。 けさ6時半頃、遊歩道で何らかの動物の足跡が警察により確認されています。 午前10時半現在、クマは池を挟んで反対側、向こう岸の林の中に潜んでいると思われます。」

警察によると、7日朝 仙台市泉区高森2丁目で目撃されたクマ1頭は、高森自然公園の西側の茂みで発見された。

吉田悠祐記者リポート
「公園付近は規制線が張られていて中に入ることはできません。そして、奥の方をみますと中にいるクマを現在も監視しています」

周辺には、クマと思われる30センチほどの足跡も残されていて、駆け付けた警察官や仙台市の職員がフェンス越しに公園西側にいるクマの警戒にあたった。

泉区・区民生活課 高柳徹課長
「木の根元にうずくまっている。 体長1メートルぐらい目視で。普通だったら冬眠している時期」

その後、クマは園内を北に向かって移動したという。

そして、猟友会によって麻酔銃が打たれ、クマが動かなくなったのを確認したのち捕獲された。

浅野航平アナウンサーリポート
「時刻は正午過ぎです。ブルーシートで運ばれてきたクマ。いまトラックの檻へと乗せられていきます。麻酔銃が打たれたという一報からおよそ30分、いま檻の中にクマがおさまりました。目測で体長がゆうに1メートルを超える大きさがあります。おとな4人でいま檻へとのせられました」

クマはツキノワグマで、体重は80キロほどと推定され、この後仙台市の市街地から離れた山間部に運ばれ放されるという。

泉区・区民生活課 高柳徹課長
「1月入ってからも暖かい時期があったので、恐らくそれで冬眠していたクマが目を覚ましたのかと考えています」

今回のクマの出没で、公園のすぐ隣には幼稚園があり警察からの情報を受けて、7日は休園としたという。

最終更新日:2025年2月7日 19:17