仙台市によると、18日まで児童76人に腹痛や嘔吐の症状があったのは仙台市若林区内の小学校。入院したり重症化する児童はなく、全員が快方に向かっているという。
この状況を受けて、仙台市の保健所が発症者の検便を行ったところ、5人の児童からロタウイルスが検出された。症状の出た児童の学年に偏りがあるうえ、教職員の中に症状を訴えた人がいないことから、市は給食を原因とする食中毒ではないとみている。
ロタウイルスは患者の便などを介して感染が広がりやすい特徴があるため、市は食事の前やトイレの後を中心にせっけんを使った手洗いを呼びかけている。