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【100億円投じる「半導体工場」建設始まる】地域の経済活性化に期待(宮城・富谷市)

2024年1月16日 20:35
【100億円投じる「半導体工場」建設始まる】地域の経済活性化に期待(宮城・富谷市)

宮城・富谷市で、100億円を投じる半導体工場の建設が、始まった。

宮城県内では、今後 台湾の半導体製造大手など半導体関連の生産拠点が集まり、地域経済の活性化への期待が高まっている。

半導体工場が建設されるのは、富谷市内の工業団地にある12.5ヘクタールの区画。

16日は地鎮祭が行われ、関係者が工事の安全を祈願した。

新工場は、仙台に本社を置く半導体の基板メーカー「日本ファインセラミックス」が100億円を投じて建設する。

生産するのは、電力の制御や変換を行う「パワー半導体」の基板。

2020年から富谷市の別の工場で生産を行っていたが、省電力効果に優れているため電気自動車や新幹線、そしてエアコン用などに注目され、メーカーから増産要請が相次いでいたという。

日本ファインセラミックス・田中宏社長「昨年までも我々のキャパを超えるような受注があり、早く設備の建設を完了させて、お客様の要望にいち早く応えていきたい」

新工場は、来年度内に本格稼働させ、地元を含め100人以上を雇用する予定。

宮城県内では、大衡村に台湾の半導体大手「PSMC」の子会社の工場建設が予定されていて、関係者からは半導体産業の集積で地域経済の活性化に期待の声が聞かれた。