<『ため池』での転落事故を防ぐ> 夏休み前に小学校で出前授業 宮城県内には5千以上の『ため池』(宮城・大郷町)
夏休みを前に、宮城・大郷町の小学校では、『ため池』での転落事故を防ぐ出前授業が行われた。
出前授業を受けたのは、大郷小学校の3年生児童。
講師は、各市町村に「ため池」の安全管理の指導をしている宮城県の職員だ。
授業では、動画を元に「ため池」が農業に大切な役割を果たしていることや、フェンスを越えたりして近づくと転落して危険であることを、分かりやすく説明した。
宮城県によると、ここ5年間でため池に転落して亡くなった人は6人で、うち2人は10歳以下だという。
児童
「(夏休みは)ため池で釣りとかをしないで、安全に過ごしたい」
「家族みんなにため池に行ってはだめだよっていうことを、知らせてあげたい」
県内には、大小5千以上のため池があるが、県が把握している「人が近づけるため池」は588か所となっている。
このうち、侵入防止のフェンスがあるのは5割に留まり、県では今年度中に7割まで増やすとしている。