<仙台市のコインパーキングで起きた強盗傷害事件>指示役とみられる男(34)の初公判 起訴内容を一部否認(仙台地裁)
去年5月、仙台市太白区のコインパーキングで起きた強盗傷害事件の指示役とみられる男の初公判が29日開かれ、男は起訴内容を一部否認した。
元指定暴力団住吉会系組員で仙台市の無職 平間利幸(34)被告は、去年5月26日未明、実行役の男2人と共謀し、仙台市太白区長町のコインパーキングで、知人の男性(30代)をスタンガンなどで襲い、骨折などの重傷を負わせ80万円相当の腕時計を奪った強盗傷害などの罪に問われている。
29日の裁判員裁判の初公判で、平間被告は「強盗傷害に関しての共謀の事実はない」などと起訴内容を一部否認した。
検察側は「実行役の2人が、平間被告の指示により強盗したと証言している」と指摘。
一方、弁護側は「脅し取る計画はしたが、強盗の共謀はしていない。恐喝に留まる」などと、事実を争う姿勢を示した。
この事件では、すでに実行役の男2人には懲役8年と懲役5年の実刑判決が出されている。