【特集】強盗・暴行から身を守るために…いまからできる防犯対策は?
吉田悠祐 記者
「住宅街の公園は規制線が解かれ普段通りの姿に戻っていますが、今もなお犯人は逃走をしています」
中学生が「金を出せ」と脅される強盗未遂事件
19日(木)の夕方、仙台市青葉区川平の公園で強盗未遂事件が発生した。
刃物のようなものを持った男から「金を出せ」と脅された中学生はケガもなく無事だったが、いまも容疑者は特定されていない。
県警にはこのような事件のほか、不審者に関する目撃情報や通報が増えているという。
県警 生活安全企画課 三浦秀一 犯罪抑止指導官
「首都圏では、(強盗や暴行など)そういった凶悪な犯罪が増えてますので、いつ被害に遭うのかという危機感の表れだと思います」
どうやって被害から身を守ることができるのか。
その1つの選択肢となる防犯グッズへの関心が高まっている。
石橋幸典 記者
「こちらの店舗では、最近の事件や客の要望を受け今月から新たに防犯グッズのコーナーを増設し対応しています」
今月から設置した特設コーナーには、防犯ブザーや催涙スプレーなど、これまでより商品数を増やして展開している。
スーパービバホーム 仙台中山店大野博文さん
「(事件の)ニュースを見て、自分の身は自分で守らないといけないと敏感になっているお客様も多くなっているので、防犯ブザーや催涙スプレーは)通勤通学のお子様に買い与える人や、高齢の方が襲われているということもあるので高齢の方とかも買いに来られることが多いかなと思います」
持ち歩けるタイプだけでなく、住宅向けの監視カメラやセンサーライトなどの関心も高まっていて、防犯対策用品全体の売り上げは去年の12月と比べて1.5倍になっている。
そして県警は、グッズだけでなく、日頃の習慣を少し変えることが防犯対策になると呼びかけている。
県警 生活安全企画課 三浦秀一 犯罪抑止指導官
「スマホを見たりしながらとか、イヤホンをして音楽を聴きながらとか、そういった“ながら歩き”はしないようにしていただきたい 。イヤホンを両耳に付けると外部の音が全く遮断されるということになるので、せめて片耳は外して外部の不審な動きなどもすぐ把握できるようにしていただきたい」