11月に『国際卓越研究大学』第1号となった東北大学が文部科学省に提出していた「研究体制などの計画」が14日認可され、初年度は約154億円の助成が行われることになった。

阿部俊子文科相
「『国際卓越研究大学』である東北大学の体制強化計画を、認可いたしました。我が国全体の研究力をけん引していただくことを期待しております」

阿部文部相はこのように述べ、11月に『国際卓越研究大学』に認定された東北大学が文部科学省に提出していた研究体制などの25年分の計画について、24日付けで認可したと発表した。

これにより、今年度中に国からの助成が始まり、初年度の助成額は約154億円になる見込み。

認可を受けて、東北大学は計画の内容を明らかにし、比較的キャリアの浅い研究者でも独立した研究ができる金銭的支援体制のほか、高度な人材を獲得するための方策などが盛り込まれている。

東北大学・冨永悌二総長
「研究力強化のための人事戦略や研究環境の整備と、今 目の前にある課題に対して全力で走っていきたい」

一方、文科省ではきょうから『国際卓越研究大学』の第2期公募を行い、来年度中には次の卓越大を認定する予定だ。