仙台育英高校に石川県の高校球児 部員の自宅に泊まり交流「長い長い道のりのお手伝い」
27日、昼過ぎの仙台育英高校。
到着したのは能登半島地震で被災した石川県珠洲市の飯田高校と輪島市の輪島高校の野球部員など36人。
仙台育英の須江監督は東日本大震災の際、当時、指導していた中学校の野球部が石川県に招かれたことがあり、その恩返しとしてこの交流会を企画した。
須江航監督
「町や物が直ることだけでなくて その人たちの心、つまりやる気とか勇気、元気とか。日常生活や心が戻った時にはじめて復興と言えると思うの でその長い長い道のりのお手伝いです」
この2校では練習するグラウンドの一部がひび割れるなどの被害があったということ。
石川県立輪島高校 平匠選手
「地震が起きて、この状況でどうやって大会を勝ち抜くか分からなかったので、一時期ちょっと野球をやめようかなと。仙台育英は強豪校なので、その方々と一緒に練習できるという機会があまりないのでとても嬉しいという気持ち」
球児たちは今夜から育英部員の自宅などに泊まり27日は練習試合を通して交流を深める。