【ベガルタ仙台】梁勇基さん引退試合 仲間たちがユアスタに集結
2023シーズン限りで現役を引退した、梁勇基さんの引退試合が土曜日に行われ、かつての仲間たちがユアスタに集結した。
スタジアム正面には各年代の梁さんののぼりが並ぶなど、梁勇基さん一色に染まったユアスタ。仙台のレジェンド最後の雄姿を見ようと、土曜日は1万1千人を超えるファンが駆け付けた。
試合前には出場メンバーによるトークコーナーも。
元監督 手倉森誠さん
「まだまだいい采配が出来るところを皆さんにお見せしたい」
豪華なメンバーが集結した引退試合。手倉森誠監督が率いる「ベガルタ仙台レジェンズ」と平山相太監督が率いる「梁勇基フレンズ」の2チームに分かれて試合が行われた。
前半は仙台レジェンズの一員としてプレーした梁さん。いきなりフリーキックのチャンスを得ましたが、ここは往年の名ゴールキーパー、高桑大二朗さんがナイスセーブ!
すると、黄金期を支えたストライカー、ウィルソンさんがピッチへ。現役を引退し、少しぽっちゃりしていたものの、キレのある動きと強烈なシュートで、ファンを魅了。
試合は前半終了間際。中央でパスを受けた梁さんがキーパーとの1対1から落ち着いてシュートを決めて、ユアスタで5年9か月ぶりとなるゴールを奪う。
後半は梁勇基フレンズの赤いユニホームでプレー。
攻撃の起点として同い年の元日本代表フォワード、佐藤寿人さんのゴールを演出すると、人文字で作られたのは梁さんの背番号10。パフォーマンスでもスタジアムを沸かせた。
すると試合終了間際。主役に美味しい場面が。
絶好の位置でフリーキック。壁も中腰になってお膳立て。
しかし、シュートはキーパー関選手の真正面。
まさかのやり直しとなりましたが、2度目はキレイな弧を描いて、ゴール左隅に決まった。
この日4得点を挙げた梁さん。仲間たちから胴上げされ、笑顔で引退試合を締めくくった。
佐藤寿人さん
「梁勇基という素晴らしい選手が仙台で残してきたものが、こういった空間を作ってくれたと思う。」
そして、試合終了後には梁さんの引退セレモニーが行われた。
梁さん
「サッカーを通じて学んだことをこれからの人生に生かして自分らしく進んでいきたい」