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産業界の “出島的な役割” へ スタジアムシティに長崎大学「先進スマートキャンパス」内覧会《長崎》

2024年10月18日 20:51
産業界の “出島的な役割” へ スタジアムシティに長崎大学「先進スマートキャンパス」内覧会《長崎》

14日に開業した長崎スタジアムシティ。そのオフィス棟に入る長崎大学の新たなキャンパスの内覧会が行われました。

データ活用や、デジタル化に向けた先端的な取り組みを発信する「先進スマートキャンパス」を目指します。

開業から4日が経過した長崎スタジアムシティ。

オフィス棟である「スタジアムシティノース」の4階に18日にオープンしたのが…

(アナウンス)
「長崎大学テクノロジーイノベーションキャンパス。通称 “NUTIC” です」

情報データ科学部や、大学院・総合生産科学研究科の7つの研究室が文教キャンパスから移転します。

(長崎大学 高田 英明副学長)
「産業界の出島的な役割で、この場をうまく活用していきたい」

目指すのは「先進スマートキャンパス」。

デジタルや、IT技術などの先端技術を活用した 新しい取り組みを実践する場とします。

その1つが「スマート就職支援コーナー」。

文教キャンパスにいる職員と、大型のモニター越しに就職に関する相談をすることができます。

さらに、就職情報などを貼る掲示板もデジタル化。パソコンやスマートフォンから簡単に更新できるそうです。

(長崎大学 元島 晃伸さん)
「今までは(掲示板が設置されている) 2拠点を紙でペタペタと貼っていたが、それを1回で更新することができるようになり、自分の机からパソコンで操作できるので 作業量も減らすことができる」

また 学生の研究エリアは研究室ごとに区切らず、様々な席を自由に使える「フリーアドレス」に。

外部の人も自由に入ることができるスペースも設けていて、地元企業などとの “連携の場” とすることも目指します。

(長崎大学 永安 武学長)
「我々の持っている様々なテクノロジーや、知見をここで企業とうまく融合できるように、一緒に新しいものを作り上げていけるような場にできれば」

キャンパスには、情報データ科学部の4年生と大学院生のあわせて70人程度が通う予定で、来月上旬から本格的に稼働するということです。

最終更新日:2024年10月18日 20:51