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カフェにイベント「私的な公民館みたいな感じで」出会いを紡ぐ新コミュニティ拠点 “キイト舎”《長崎》

2024年10月18日 6:45
カフェにイベント「私的な公民館みたいな感じで」出会いを紡ぐ新コミュニティ拠点 “キイト舎”《長崎》

【NIB news every. 2024年9月23日放送より】


JR新大村駅の近くに、新たなコミュニティ拠点が誕生しました。

誰もがありのまま受け入れられる場所に。“新たな出会い” を紡ぎます。

ヒノキやスギなど、木のぬくもりにあふれる空間。

家具にも県産材が使われています。

今年5月、JR新大村駅の近くにオープンした「キイト舎」。

(キイト舎 石川 雅美 代表)
「生の糸、蚕の糸、人と人や 自然と人など、いろんなものをつなぐような役目ができる空間になったらという思いで、“キイト舎” と名付けた。
私的な公民館みたいな感じで、地域のみなさんの “交流の場” になればいいと思い 運営している」

運営するのは、大村市に住む石川雅美さん 49歳です。

普段は、耕作放棄地の整備など環境保全活動を中心とした一般社団法人「ひぜん里山学舎」の代表を務めています。

(キイト舎 石川 雅美 代表)
「自然や水の大切さなど、いろんなことを知ってもらって。
視覚や音楽、絵を通して知ってもらったほうがより効果的。いろんな素材から関心を持ってもらえたらと、コミュニティ拠点を運営する運びになった」

キイト舎のコンセプトは、“誰もが ありのまま受け入れられる場所に”。

火曜日から金曜日まではカフェとして営業し、約15種類のドリンクやオーガニックパン、クッキーなどが楽しめます。

また、イベントスペースとしての活用も。

(キイト舎 石川 雅美 代表)
「裏から当て布する?。これ草木染めなんだって。アーティストがしたやつを、みんなで好きにチクチクしましょうみたいな会」

この日、開かれたのは「ちくちくの会」。

穴があいた衣類に、カラフルな糸を使って穴をふさぐ「ダーニング」を、会話を楽しみながら行います。

(参加者)
「1つの作業や目的があったら集まりやすいし、自然と話ができる。きょうもいろんな方と知り合いになったので、ここに来たらまた会えるかもしれないので通いたい」

音楽イベントや、野草を使ったオーガニックコスメの講座などのイベントも予定しています。

西九州新幹線の開業から2年。JR新大村駅の周辺では、マンションの建設など、開発が進んでいます。

賑やかになるまちの中で、キイト舎は“新たな出会い”を紡ぐ場として、穏やかな時間を提供します。

(キイト舎 石川 雅美 代表)
「新しく地域に入ってこられた方と、地元の方をつなげられるような空間だったり、コミュニケーションが円滑にお互いに理解しあえるような雰囲気の場づくりができればいい」

キイト舎での今後のイベント情報は、インスタグラムで確認できます。

気になった方はチェックしてみてください。