「体験して知るきっかけに」園児らが交通ルールを楽しく学ぶ 春の全国交通安全運動《長崎》
春の全国交通安全運動にあわせ、交通のルールなどを楽しく学ぶキャンペーンです。
歩行者が巻き込まれる事故が後を絶たない中、保育園児らが横断歩道の渡り方などの指導を受けました。
かもめ広場で8日、行われた「春の交通安全運動街頭キャンペーン」。
長崎市交通安全対策推進協議会が、JR九州長崎支社や県警本部とともに開催しました。
(鈴木 長崎市長)
「一人一人の心掛けで多くの交通事故を防ぐことができる。この機会に交通事故に対する意識を高めていきたい」
キャンペーンには市内の保育園から約50人が参加し、歌やダンスを披露したほか、県警音楽隊が演奏で盛り上げました。
(指導員)
「青になったら右手をあげて、右を見て」
横断歩道の渡り方や踏切での安全確認など 、体験型のイベントブースも設けられ、参加した園児や親子連れが楽しみながら、交通安全について学びました。
(園児)
「(横断歩道を渡るときは) 右左を見る。車にひかれないように気をつけたい」
(保護者)
「(言っても) なかなか伝わらないこともあるので、体験して知るきっかけになった」
県警によりますと、交通事故の発生件数自体は、減少傾向にあるということですが、県内で発生した交通死亡事故は、今年に入りすでに7件と、1年間に12件だった去年を上回るペースで起きています。
また、このうち3件が車と歩行者の衝突事故となっています。
県警は特に道路を横断中の事故の抑止が喫緊の課題であるとして、歩行者、車の運転手双方への注意を呼びかけています。
春の全国交通安全運動は15日まで行われます。