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十八親和銀行の行員「最大5000万円着服」積立定期預金名目で20年間集金し自身の口座へ《長崎》

2025年2月28日 17:59
十八親和銀行の行員「最大5000万円着服」積立定期預金名目で20年間集金し自身の口座へ《長崎》

十八親和銀行は、元行員の男性が約20年にわたって顧客の現金を着服していたと発表しました。

着服額は、最大5000万円に上ると見られています。

(十八親和銀行 小林 智 副頭取)
「このような事案が発生したことを深く反省するとともに、被害に遭われたお客様を始め、日頃よりご利用いただくお客様に心よりお詫び申し上げる」

着服が発覚したのは、ふくおかフィナンシャルグループの関連会社「ふくぎん保証」に勤務していた58歳の男性です。

男性は、十八親和銀行に在籍していた約20年前から去年12月までの間、顧客である個人事業主の男性から、休業日に積立定期預金の名目で集金。

それを顧客の口座ではなく、自身の口座に入金し、着服を繰り返しました。

金額は最大で5000万円にのぼると見られています。

先月17日、この顧客から「行員が長い間集金に来ており、 毎月20万円の現金を預けて積み立てをしている」との話を、ほかの行員が聞いたことから銀行が調査を行い、発覚。

元行員は「生活費や自己の借入金の返済に 充てた」と認めていて、着服した金額のうち、約1200万円を返却したということです。

(十八親和銀行 小林 智 副頭取)
「このような事案を二度と発生しない決意で、再発防止を徹底し、信頼回復に向けて全行を挙げて取り組んでいく」

元行員は2月28日付けで懲戒解雇処分を受け、十八親和銀行は警察に通報したということです。

最終更新日:2025年2月28日 18:54