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福島の復興の歩みや長崎との絆を発信 チャレンジふくしまフォーラム in 長崎開催 

2023年12月1日 19:43
福島の復興の歩みや長崎との絆を発信 チャレンジふくしまフォーラム in 長崎開催 

東日本大震災や福島第一原発の事故を経験した福島県の復興の歩みを発信するフォーラムが開かれました。長崎大学の復興支援の取り組みなども紹介され、両県の関係者が改めて絆を確認しました。

内堀福島県知事「将来的には、ここ長崎のようにどんな困難、逆境があっても、それを乗り越えて福島県の定義を被災の地から復興の地に変えていく。そのために我々はこれか らも挑戦、チャレンジを続けていく」

長崎市内で開かれた「チャレンジふくしまフォーラムin長崎」。

震災の風化を防ぎ、風評の払拭を目指そうと福島県が企画し、長崎の企業や団体の関係者らおよそ110人が参加しました。

福島県の内堀知事は基調講演で、県産農産物の輸出が拡大している状況などを「光」、第一原発からの処理水の海洋放出などを「影」と表現。そのうえで引き続き、復興に向けた取り組みを進める決意を示しました。

パネルディスカッションでは、原発事故の直後から復興支援を続けている長崎大学原爆後障害医療研究所の高村昇教授らが登壇しました。

高村昇教授「事故が少し落ち着いてそろそろ自治体へ避難から戻ろうとする動きが始まった時にぜひ長崎大学としてもお手伝いすべきだと思った」

放射線の正しい理解の普及や住民の不安解消に向けた活動を振り返りました。

会場には日本酒など福島の特産品が並び多くの来場者が食や観光の魅力にも触れていました。