長崎の海の豊かさと海の“今” を知ってほしい 高校生が子どもたちへ伝える「出前授業」開催《長崎》
高校生が長崎の海の「今」を伝えました。
長崎市の特別支援学校で、県立長崎鶴洋高校の生徒による出前授業が行われました。
長崎の海の豊かさと現状について知ってもらおうと、県立長崎鶴洋高校と九州電力長崎支店が協力して2年前から開いている「出前授業」。
27日は県立長崎特別支援学校で行われ、高校生4人が講師を務めました。
魚に関するクイズを出した後は、水中ドローンで撮影した長崎市伊王島周辺の海の様子を映し出します。
カクレクマノミやウツボなど、様々な種類の魚が登場し、特別支援学校の子どもたちも大興奮です。
(子どもたち)
「うわーっ」
また 高校で育てている魚を水槽で展示し、高校生たちが特徴などを説明しました。
(特別支援学校の児童)
「魚はどうやって泳ぐんですか」
(長崎鶴洋高校 山口 櫂さん)
「ここの胸びれで水をかいて推進したり、ひれを上手に使って泳いでいる」
海水温の上昇によって海藻が減り、魚たちが住みにくくなっていることなど、環境の変化についても説明しました。
(長崎鶴洋高校 山口 櫂さん(3年))
「子どもたちが笑顔で、おもしろそうにしてくれたのでよかった」
(長崎鶴洋高校 中村 唯人さん(3年))
「今の海の状況を知ってもらって、これから自分たちがどうしていけるかを少しでも考えてほしい」
長崎鶴洋高校では今後、長崎市内の小学校を訪問し、ドローンなどを活用した授業を行う予定だということです。