長崎県 15日午前中にかけ線状降水帯発生おそれ 土砂災害に厳重警戒を 午前5時30分発表《長崎》

長崎県では、１５日夕方にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。引き続き１５日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

　対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。
　このため、長崎県では、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となっている所があります。また、降り始めからの降水量が７月の平年値を超えている所があります。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
　また、１５日夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。

降り始め（１２日２２時）から１５日０５時までの降水量（アメダスによる速報値）
　　福江空港　　　３１３．０ミリ
　　五島市木場町　３０８．５ミリ
　　長崎市脇岬　　１９２．５ミリ

１５日に予想される１時間降水量は多い所で、
　　南部　　　　５０ミリ
　　北部　　　　５０ミリ
　　壱岐・対馬　５０ミリ
　　五島　　　　５０ミリ
１５日６時から１６日６時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　南部　　　　１５０ミリ
　　北部　　　　１５０ミリ
　　壱岐・対馬　１００ミリ
　　五島　　　　１５０ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

　土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

2024年07月15日05時30分　長崎地方気象台発表