現役時代の捜査経験を若手警察官に伝える「刑事部伝承官」今年はOB捜査官6人《長崎》
熟練の経験を若手に伝えます。
若手警察官に向けて捜査の技術や知識を伝える「伝承官」に、OB捜査官6人が選ばれ、委嘱状が手渡されました。
「伝承官」の制度は、退職したベテラン捜査官が持つ技術や知識を、若手警察官に伝えるものです。
30年間続く制度で、今年度は再任を含む6人が任命されました。
(平井 隆史刑事部長)
「犯人を検挙これを全うするためには、(伝承官が)現役時代に培った力の伝承がキーポイントになる」
新たに任命された中道 宣信さん60歳は、松浦警察署長や県警本部・捜査二課長を歴任し、ニセ電話詐欺や贈収賄事件などの捜査に携わってきました。
(伝承官に任命 中道 宣信さん)
「汚職関係など、長崎は結構ずっと検挙した伝統があるので、後輩たちに伝えて伝統を引き継いでいけたら」
伝承官たちは、警察学校や各警察署で講義などを行う予定です。