輸送や交通機関の不備は? 国土交通省が安全総点検 救命設備や運航体制など年末年始に向け確認《長崎》
人やモノの移動が増える年末年始を前に、国土交通省による輸送や交通機関の安全点検が始まりました。
長崎港では、フェリーの救命設備や運航体制に不備がないかなど確認が行われました。
10日に行われたのは、長崎と五島を結ぶフェリーの立ち入り点検です。
(事業者)
「(救命胴衣の警笛) ピーッ」
(長崎海上保安部)
「救命胴衣の子ども用はどういう配置をしているか」
(事業者)
「2等指定と2等と分けて置いている」
国土交通省と長崎海上保安部が合同で、救命胴衣などの設置状況や緊急時の避難経路について、現場の確認や船員からの聞き取りを行いました。
(国土交通省)
「航行中に機関室で火災が発生した場合の初動対応は?」
(事業者)
「初期消火をまず第一に、案内を行って船員に知らせている」
九州運輸局管内では去年12月、鹿児島県沖でフェリーの火災が起きていて、職員たちは火災発生時の対応や,消火設備についても念入りに点検しました。
(長崎運輸支局 大上圭 支局長)
「旅客の安全が非常に大事なので、事業者もしっかりと点検をしてほしい」
県内の安全総点検は旅客船やトラック、バスの11事業者を対象に、来年1月10日まで行われます。