“現場海域は水深5500メートル” 戦闘訓練中の海自ヘリ墜落事故「機体に異常確認されず」《長崎》
大村航空基地所属の1機を含む海上自衛隊のヘリコプター2機が、20日夜、墜落する事故があり1人が死亡、7人が行方不明となっています。
木原防衛大臣は、機体に異常を示すデータが確認されていないことを明らかにしました。
20日午後10時半すぎ、伊豆諸島の鳥島沖で、戦闘訓練中の海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が墜落しました。
2機に乗っていた隊員8人のうち1人が死亡、7人が行方不明となっています。
このうちの1機は大村航空基地の所属で防衛省は、機長は松田 拓也3等海佐と公表しています。
(木原防衛大臣)
「(回収された)フライトレコーダーについても現在解析中ではありますが、現時点において、飛行中に機体に異常があったことを示すようなデータは確認されておりません」
防衛省は「2機が衝突した可能性が高い」として、回収したフライトレコーダーの詳しい分析を行っているということです。
現場海域は水深5500メートルほどで、海底に沈んでいるとみられる機体の主要部分について酒井海上幕僚長は「海上自衛隊の海洋観測艦を用いて位置の特定に努めたい」と説明しました。