79回目の“長崎原爆の日”平和祈念式典の概要発表 ロシアやベラルーシの招待は《長崎》
原爆投下から今年で79年、長崎市の鈴木市長は、8月9日に行われる平和祈念式典の概要を16日発表しました。
2年間、式典への招待を見送っているロシアなどの参列について、5月末をめどに判断したいとしています。
(鈴木長崎市長)
「今年も被爆地ナガサキから国内外に向けて平和のメッセージが届くようしっかりと準備していく」
原爆投下から79年を迎える8月9日の平和祈念式典。
去年は、台風接近の影響で、出島メッセ長崎で行われました。
今年は、新型コロナウイルスなどの感染症や熱中症対策として、コロナ禍前と比べ1500席ほど少ない“2400席程度”の規模で開催するということです。
市は、去年とおととし、ウクライナへの侵攻を続けるロシアと、その友好国ベラルーシの式典への招待を見送っています。
鈴木市長は、今年の招待について、「全ての駐日大使の招待を基本としているが不測の事態も想定したうえで決めたい」と話し、5月末をめどに判断する方針です。
(鈴木長崎市長)
「基本的なスタンスとしていかなる国であっても被爆の実相に触れていただく。それによって平和の尊さを知ってもらう。そのための機会としてすべての大使を招待したいという被爆地としての思いがある。ぎりぎりまで待って判断したいと考えている」
一方、出島メッセ長崎と長崎原爆資料館は、屋内会場としてあわせて3000席あまりを用意、式典会場の映像を中継します。
一般参列は、事前申し込み制で、定員およそ1000人としていて、5月27日から6月28日まで、インターネットやハガキで受け付けるということです。