最大の武器は “堅守速攻”「春の全国選抜大会」出場目指して奮起 純心女子ハンドボール部《長崎》
去年11月の県新人戦で20年ぶりの頂点に立った、純心女子高校ハンドボール部。
“堅守速攻” を武器に、春の全国選抜大会出場を狙います。
常にゴールを意識した“堅守速攻” を最大の武器とする、純心女子高校ハンドボール部。
(竹口 碧主将(2年))
「守ってから、みんなで走って速攻で点を取るのがチームの攻め方。誰でも点をとる力があるのが特徴」
純心女子は、去年8月のインターハイに21年ぶりに出場。
さらに新チームとなって迎えた11月の県新人戦でも、20年ぶりの優勝を果たしました。
現在の2年生に中学時代、県選抜に選ばれたメンバーなどが入部したことで、強豪校へと進化を遂げた純心女子。
6人全員が全国の舞台を経験し、”勝ち続けるメンタル” が少しずつチームに根付き始めているといいます。
(石崎 章弘監督(58))
「2年生の経験値が大きい。能力が高いので、その可能性をこの子たちがどこまで開花させていくか。一つひとつに自信を持ってほしい」
ミスを恐れずチャレンジする 強気のスタイルが持ち味。自慢の攻撃陣をけん引するのは、2人の2年生です。
レフトウイングの向井 蘭選手は、速攻の際に果敢にゴールを狙うポイントゲッター。県新人戦決勝では、チームトップの7得点をマークしました。
(レフトウイング 向井 蘭選手(2年))
「周りよりも早く飛び出して、相手ディフェンスよりも速く走ること(を意識している)」
センターバックとしてオフェンスをつかさどるのは、髙橋 りん選手。
状況判断に優れる司令塔で、県新人戦決勝では自らも4得点を挙げました。
(センターバック 髙橋 りん選手(2年))
「オフェンスの軸としてパスを回しながら、自分でも狙っていく」
(竹口 碧 主将(2年))
「2人とも飛び出して走って、2人が点を取るイメージ。速攻がうまくできたので、そこが勝利につながったのかなと思う」
堅守を支える守護神は、峰 琳花選手選手。
身長157センチと小柄ながら、瞬発力を生かしたシュートストップを持ち味としています。
(ゴールキーパー 峰 琳花選手(2年))
「(相手シューターの)ボールの位置が、どこにあるかを見て動くようにしている。上が届かないときが多いので、逆の足で地面を蹴って飛ぶようにしている」
部員は現在12人と少数精鋭。
引退した3年生やOGが練習に協力してくれることで、実践に近いトレーニングを積んできました。
来月行われる九州大会には、16校が出場します。
全国大会の出場権が与えられるのは “上位6校”。純心女子は26年ぶりの出場を目指して意気込みます。
(センターバック 髙橋 りん選手(2年))
「ここぞという時に、自分が決められるようにしたい。1回戦の鹿児島に勝って全国選抜に出場したい」
(竹口 碧 主将(2年))
「自分がキャプテンとしてみんなをまとめて、声を出しながら盛り上げていって1勝して、全国大会の切符を取れるように頑張る」
純心女子は2月8日、各県1チームで争うトーナメントの初戦で鹿児島代表の国分中央と対戦します。
九州大会には、県大会準優勝の「清峰高校」も出場します。