創部2年 “心を一つに全国の舞台へ” 雲仙市の小学生ソフトボールチーム「ケヤキーズ」《長崎》
5年生以下が出場するソフトボールの県大会。
優勝したのは、雲仙市の小学生チームです。
心を一つに、全国の舞台へ挑みます。
グラウンドに響くボールを打つ快音。
元気な掛け声も飛び交います。
小学生ソフトボールの地域クラブ『ケヤキーズ』。
おととし4月に創部したクラブは、雲仙市国見町の土黒小学校の児童を中心に、27人が練習に励んでいます。
(德永 三成 監督)
「子ども中心で、保護者やみんなが支え合って、本当にそういったところから生まれてきたチーム。
結果云々よりも、まず子供たちが楽しんでスポーツをする姿を、我々スタッフも保護者も1番期待している」
去年10月に行われた、全日本小学生大会の県予選。
決勝は先行して追い上げられる試合展開となりましたが、声を掛け合いチーム一丸となってピンチを乗り切り、初優勝を果たしました。
(井上 瑛太選手)
「(県予選では)緊張していたが、声が出ていたので優勝できた。
とても元気があって他の小学校の子もいるけど、学年とか学校関係なく仲がいい」
チームのキャプテンを務めるのは、キャッチャーで4番バッターの井上 瑛太選手 5年生。
肩の強さと安定した送球が持ち味で “投打の要” としてチームをまとめます。
エースは、4年生の德永 櫂成選手。
(德永 櫂成選手)
「元気出して、負けても諦めず最後までやりきること。
(ケヤキーズは)明るく楽しくするチーム」
緩急をつけたピッチングが持ち味。
攻撃面ではスラッガーとしても活躍します。
巧みなグラブさばきを見せるのは、ファーストの綱田 瑛斗選手 5年生。
どんな打球でもミスなく処理しようと練習では、とにかく “数” をこなします。
(綱田 瑛斗選手)
「僕が出ている試合に弟が出ていて、ちゃんとボールをとったりしているのは嬉しい」
そして瑛斗選手の弟、健人選手も負けていません。
(弟の健人選手)
「いいプレーをしたらほめてもらえるところ(が楽しい)。試合に1回でも多く出れるように頑張る」
兄弟や姉妹、上級生と下級生の垣根をこえて、高め合うのが『ケヤキーズ』の魅力。