新たな観光資源としても大注目!「県内ゆかりのアニメ作品」より楽しむため原作コミックも人気に《長崎》
今や、世界中で楽しまれている日本の「アニメ」。
その中には、長崎を舞台にしたものや作者が長崎出身という作品も。
県内ゆかりのアニメを、原作コミックで紹介します。
まずは去年、劇場公開された長編作品『きみの色』です。
長崎をモデルにした街で、音楽と色をテーマに思春期の若者たちが向き合う自立や葛藤、恋模様などを描いていて、原作にも長崎の風景がたくさんちりばめられています。
人気アニメのゆかりの地を観光資源として生かす “訪れてみたいアニメ聖地88” の最新版で新たな聖地に選ばれていて、舞台となった長崎、佐世保、五島、新上五島の4市町が認定されています。
長崎市の書店ではアニメの放送とあわせて、原作も一緒に楽しんでほしいと話します。
(メトロ書店 読書アドバイザー 川崎綾子さん)
「先に読むとアニメのことをよく理解できる、あとから読むとあのアニメはこうなっていたとさらによくわかる。続きが気になる場合も原作を読むと続きがわかるので楽しいと思う」
続いても日本のアニメ聖地88から、たかぎ七彦さんの『アンゴルモア 元寇合戦記』です。
聖地は対馬。2018年にアニメ化されました。
流人である鎌倉武士・朽井迅三郎が仲間たちとともに、元軍と対峙する歴史コミックで「金田城」や「小茂田浜」など、登場する史跡をめぐるのもおすすめです。
施設部門で聖地に選出は、五島市の『山本二三美術館』です。
1863年に建てられた武家屋敷を改修して作られました。
(アニメーション美術監督 故 山本二三さん)
「アニメーションの伝統的手法は、自然のものを自然のままに描く」
「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」など、スタジオジブリの作品で背景画などを手掛けた山本二三さんの功績に触れることができます。
五島を代表するマンガといえば、ヨシノサツキさんの『ばらかもん』。
2014年にアニメ化されていて、若きイケメン書道家・半田清舟と島民との交流を描いています。
“ばらかもん” とは、五島列島の方言で “元気者”。
方言満載の原作には、リアルな五島での暮らしやおいしい漬物「このもん」のレシピなども載っています。
今年7月からアニメがスタートする『ふたりソロキャンプ』。
作者の出端祐大さんは、長崎市出身です。
ソロキャンプのベテランと、初心者の交流を描いていて、アウトドアのノウハウや裏技、グルメなどいろいろな楽しみ方ができます。
来月からは、NIBでテレビドラマも放送がスタート。
コミック、ドラマ、アニメ。あわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
6日から8日までの3日間、日本が誇るアニメーションを盛り上げていく「日テレ系アニメFES」が開催されます。
NIBでも放送している「ZIP!」「ヒルナンデス」「news every.」など、様々な番組でアニメに関係した企画を実施したり、ゲストが登場したりします。
アニメや関連企画が満載の3日間をお楽しみください。